前回の記事ではWordPressを使う上で重視したいポイントをお伝えしました。今回は、WordPressを使うにあたり、「サーバーの処理速度」、「メモリ容量」、「転送量の上限」の3つの視点からおすすめできるレンタルサーバーを3つ紹介します。
エックスサーバー(x10)
「エックスサーバー(x10)」はWordPressを使う上では大変人気が高いレンタルサーバーです。ハイスペックであり、処理速度が早いことが人気の秘訣となっています。
CPUには6コアの「Xeon E5-2430L」を採用しており、クロック周波数は2.00GHz、PHP処理数は1秒あたりのベンチマークは「22.50」を記録しています。
WordPressを運用する上で、メモリ容量は最低16GBは確保しておきたいところですが、エックスサーバーのメモリ容量は24GBと大容量なのも嬉しいポイントです。アクセス数が多くなれば多くなるほど、メモリ使用量が増えますので、メモリ容量はしっかりと確保しておきたいところです。
エックスサーバー(x10)の1日あたりの転送量の上限は50GBです。月間100万PVを記録するサイトであれば、データ転送量は40GB超えてしまうことも珍しくありません。将来的にアクセス数を稼ぎたいと考えている場合でも安心して利用できるでしょう。
エックスサーバー(x10)の月額料金は1080円から運用でき、ハイスペックかつ手頃な価格で運用できるのも大きなポイントです。
エックスツー(スタンダード)
「エックスツー(スタンダード)」も、WordPressを使う上で人気が高いレンタルサーバーです。
CPUは、先程のエックスサーバー(x10)と同様の6コア「Xeon E5-2430L」を搭載しています。クロック周波数は2.00GHz、PHP処理数は1秒辺り「22.83」を記録しています。
メモリ容量は、WordPressの最低容量である16GB搭載しています。先程の「エックスサーバー(x10)」と比べると、若干見劣りしますが、許容範囲でしょう。
1日あたりの転送量の上限は50GBで、将来のアクセス増を踏まえて運用できます。
月額料金は1944円で、ほぼスペックが同等である「エックスサーバー(x10)と比べると、若干割高感がありますが、とにかく処理速度が早いサーバーを探されている方であれば検討の余地は大きいと言えます。
さくらサーバー(スタンダード)
「さくらサーバー(スタンダード)」は、ベーシックなスペックで大変手頃な価格で利用できるレンタルサーバーとして、初心者から中級者に人気が高いレンタルサーバーです。
CPUは4コアの「Xeon E312xx」を搭載しており、クロック周波数は2.40GHzです。1秒辺りのPHP処理数は「11.10」を記録しています。
PHP処理数が、「エックスサーバー(x10」)と「エックスツー(スタンダード)」と比べると見劣りするため、ヘビーユーザーにはおすすめしがたいですが、ライトもしくはミドルユーザーであれば普段使いは然程問題ないといえるでしょう。
さくらサーバー(スタンダード)のメモリ容量は18GBで、アクセスが将来的に増えても対応可能なレベルです。
データ転送量の上限は1日あたり80GBで、「エックスサーバー(x10」)と「エックスツー(スタンダード)」と比べると、データ転送量はずば抜けて多いと言えます。
月額料金は515円と大変手頃な価格で運用できます。はじめてWordPressでサイトを運用してみたいと考えている方や、低コストでサイトを運用していきたいと考えている方にはおすすめです。