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レンタルサーバーで複数のサイトを運用する3つの方法

レンタルサーバーで複数のサイトを運用する3つの方法

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複数のサイトを運用したいが、「既存のレンタルサーバーのままサイトを追加することはできるのか」、それとも、「再度別のレンタルサーバーを借りる必要があるのか」といった疑問の声を耳にします。結論からお伝えすると、複数サイトを運用するにあたって、業者によって異なりますが基本的にはレンタルサーバー1契約で複数サイトの運用は可能です。ただし、公開するURLはサイト毎に別々に設定する必要があります。

今回は1つのレンタルサーバー契約で複数サイトを運用する方法について解説します。

マルチドメインが利用可能なサーバーを使う

レンタルサーバー業者によって、1つの契約で複数のドメインを割り当てることができるレンタルサーバーが存在します。複数のドメインを割り当てる上で、あらかじめ必要なドメインを複数取得しておく必要があります。

レンタルサーバーで使っている使用領域は同じですが、サーバー内に運営したいサイトのデータを保管しておくためのフォルダを、サイト毎に作成し、そのフォルダとあらかじめ取得しておいたドメインを紐付けることで、1つのサーバーで、複数のドメインでサイトを公開可能です。

例えば、「domain.com」と「server.com」、「saba.net」の3つのドメインでサイトを公開したい場合、FTPソフト等を利用して「domain」と「server」、「saba」の3つのフォルダを作成します。その後、契約しているレンタルサーバーの「コントロールパネル」にログインを行い、手順に従って、先程作成したフォルダと、取得しておいたドメインを指定します。

マルチドメインがいくつ使えるは、契約しているレンタルサーバーのプランによって異なります。最近では、無制限にマルチドメインを利用できるサービスも増えています。

サブドメインを利用してサイトを公開する

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サブドメインとは、独自ドメインの補助的な役割を果たすドメインで、サイトを複数運用する上でドメイン自体は共通ですが、サブドメインを異なるドメインに指定することで、サイトの使い分けができます。

ドメインは、ドット「.」で区切られていますが、「.」の左側の文字列は全て「サブ」ドメインとなっています。例えば、当サイトのドメインである「rentubtalk.com」は、「rentubtalk」は「com」のサブドメインという扱いになります。

ただし、「rentubtalk.com」はドメインを取得する際に、サブドメインもセットで取得しているため、「rentubtalk」の部分については変更ができません。レンタルサーバーでは、「http://◯◯◯.rentubtalk.com」の「◯◯◯」の部分を任意の文字列を指定してサイト毎に使い分けができます。

通常では、「◯◯◯」の部分に「www」が指定されていることが多いですが、ここに任意の文字列を指定することで、指定した数だけ別々のフォルダとして作成されますので、それぞれ異なる内容のサイトが運営できるようになります。

サブドメインを利用する場合、新たにドメインを取得する必要がありませんので、ドメイン取得に関するコストを抑えられます。

ディレクトリ形式のURLを指定してサイトを公開する

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ディレクトリ形式のURLのは、本来のURLの配下にサブディレクトリを作成して、そのディレクトリにおいて別サイトとして運用する方法です。

当サイトのURLを例に説明した場合、「https://rentubtalk.com/XXX」の「XXX」の部分がサブディレクトリに該当します。サブディレクトリの作成数には制限はなく、レンタルサーバーの容量が許す限り作成することができます。新たに作成したサブディレクトリにトップページを指定するファイル「index.html」を格納することで、別サイトであるかのように機能します。

ただし、ディレクトリ形式のURLはSEOの観点で考慮するとあまり優位とは言えません。Google検索では同一ドメインのサイトは最大2つまでしか表示されないようになっています。

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