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WEBサイトの運用方法「プロバイダ(ISP)」と「レンタルサーバー」を徹底解説

WEBサイトの運用方法「プロバイダ(ISP)」と「レンタルサーバー」を徹底解説

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インターネットで情報発信をしてみたいと考えた場合、レンタルサーバーを借りて行うか、普段から利用しているプロバイダ(ISP)のホームページ公開機能を使うか、初心者の方を中心に疑問に思われている方は多いようです。

今回は、インターネットで情報を発信したいと考えている初心者の方に対して、プロバイダ(ISP)とレンタルサーバーの違いとそれぞれのメリットとデメリットをお伝えします。

プロバイダ(ISP)とレンタルサーバーの違い

ISPとレンタルサーバーの違いを大まかに説明すると、ご自身がインターネットで何をするかといった「用途」で考える必要があります。インターネットで情報を発信したい場合は「レンタルサーバー」、インターネットで情報を受信したい場合は「プロバイダ(ISP)」と言うように大きく2つに別れます。

プロバイダ(ISP)をわかりやすく説明すると、「電車に乗っている」イメージに近いと言えます。線路がFTTHやADSLといったインターネット回線となると、プロバイダ(ISP)は線路の上を走っている電車であると例えるとわかりやすいでしょう。各WEBサイトへの接続を中継する用途に加え、プロバイダ(ISP)があらかじめ用意しておいたメールサービスやコンテンツサービスなどをサービスを受ける目的で使われます。

一方で、レンタルサーバー」は、街中のお店やオフィスに近いイメージです。ご自身がインターネットで情報を提供するために、コンテンツを保管しておき、リクエストに応じてその情報を提供する目的に使われます。

プロバイダ(ISP)は制限が多い

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プロバイダ(ISP)でもホームページが公開できるサービスを提供している場合がありますが、プロバイダ(ISP)が保有しているサーバーの余ったスペースを利用者に提供している以上、容量が極端に少ない、商用利用が不可能、スクリプト言語が利用できない、WordPressの運用が出来ないなど制限があります。あくまでもプロバイダ(ISP)のサービスの一部としての利用にとどまります。

プロバイダ(ISP)でホームページを公開する場合、単純に家族と友人、学校、サークル仲間など限られた範囲内の情報共有用途に向いていると言えます。公開した情報は、不特定多数に閲覧できる状況ですので、内容には注意する必要があります。

先程の電車で例えると、プロバイダ(ISP)は電車の指定席を確保して座っている状態で、同乗者とおしゃべりしているといった形です。話した内容も同乗者以外に座っている、乗客にも聞こえているイメージです。

レンタルサーバーは自由に使える

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レンタルサーバーの場合、自身が利用したい用途に応じたサーバー容量が選択できる他、ネットショップやアフィリエイトといった商用利用ができる、スクリプト言語やCMSで自由にWEBサイトを構築できるなど、本格的に利用できます。

先程の例で言えば、お店やオフィスに近いイメージとお伝えしましたが、まさに、街中のテナントを借りて、何かしらのサービスを提供していることと同じイメージです。

プロバイダ(ISP)は電車であると考えると、流石に電車の乗客にモノを売るといった商売は厳禁となります。そのため、より多くの方に情報を提供したい場合や商用利用を検討されている方は、その店舗やオフィスとなる「レンタルサーバー」で運用することをおすすめします。

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