サーバーを使う上で、「データベース」というキーワードを耳にします。サーバーを使う上でも「データベース」は重要な役割を果たしています。しかしながら、データベースと聞いてもITエンジニアでなければ、具体的にイメージできないのも事実です。
今回は、これからサイトを制作し公開していきたいと考えている方やサーバーについて勉強を始めている方に、データベースの基本的な知識を解説します。
データベースとはデータの集まり
データベースとは、英字で表すと「Database」となり、文字通り「データの基地」という意味で解釈できます。わかりやすく言い換えると、大量のデータを集めたデータの集合体で、必要に応じて蓄積したデータを利用できるようにしています。
身近な例では、パソコンや携帯電話に登録されている電話帳も立派なデータベースです。電話帳には名前や電話番号、メールアドレスなどの情報が登録されており、必要に応じていつでも取り出して利用できます。
データベースが身近に使われている例
1.コールセンター
データベースが身近に使われている例としてあげられるのが、コールセンターです。コールセンターに電話すると、氏名や電話番号、会員番号などが聞かれます。ユーザーから聞いたこれらの情報を元に、データベースを参照することで、必要な情報を取り出してユーザーに必要な情報を提供します。
2.図書館
図書館においても、データベースが利用されています。数ある本の中から書籍名や著者、出版社、管理番号などをあらかじめ登録しておくことで、その本がどこの本棚にあるのか、貸出中なのか参照できるようにしています。
3.ネットサービスへログイン
普段インターネットを利用している時に、会員ページにログインして利用する機会が増えていますが、これもログインIDとパスワードを入力して、データベースの情報と照らし合わせ内容が合致した場合のみ、会員ページのコンテンツが利用できるようにしています。
データベースを構成する「テーブル」
データーベースは「テーブル」と呼ばれる「表」で構成されています。デーブルは列に該当する「フィールド」、行に該当する「レコード」で構成されています。
また、テーブルにおいて登録している情報が重複しないように、各レコードに数字が割り当てられています。この数字を「主キー」呼びます。普段何かしらのサービスを利用する時、会員番号が割り当てられることがあります。この会員番号を利用することで、氏名が同一の方がいた場合でも、会員番号で区別できます。